2016年12月3日土曜日

パーマカルチャーあずみのフェス

よくお名前は耳にする臼井健二さん。
安曇野パーマカルチャーの主宰です。

登録しているfacebookグループ、「軽トラキャンパーネットワーク」で
臼井さんから「軽キャンが沢山集まるよ」と投稿がありました。
将来は移動しながらジプシーのように暮らしたい俺的にこれは見逃せません。
11月26日、27日と長野県安曇野市のシャロムヒュッテへ行きました。

行ってみてわかったのですが、軽キャンはイベントのメインではなく、
約半年に渡って行われた安曇野パーマカルチャー塾14期生の卒業式イベントでした。
現役やOB塾生が大勢参加してましたが、女性が多い!
やはり女性のほうが意識が高いのはどこも変わらないなと思いました。

目当ての軽キャンはちょっとだけでしたが、(でもとっても参考になりました)
初日の講演と、翌朝エコツアーでの臼井さんのお話は
自分の関心ともドンピシャだったので、とてもおもしろかったです。

という訳で、講演のメモと臼井さんの話をシェアします。

●村上真平氏 講演 

伊賀「愛農会」責任者
  NHK心の時代 http://h-kishi.sakura.ne.jp/kokoro-582.htm

大資本が食料の生産性をあげる名目で化学肥料と農薬を使って富を搾取。
借金が増え、土が悪くなった。

自然を収奪しない
インドで農業は自然破壊の主役だった事に気付く。

大きな力による搾取
世界中同じような問題を抱えている。
世界の経済システムは不公平
グローバル経済が進めば進むほど貧しい人から豊かな人へお金が流れている。
ビル・ゲイツの資産は14年前3兆円だった。(資産3千万円の人の千人分)
→現在は9兆円。お金持ちのお金が増えるシステムになっている。

<参考>
2016年「1%」の最富裕層が世界の半分以上の資産を握る
http://www.huffingtonpost.jp/2015/01/19/richest-1-percent-to-own-more-than-half-_n_6504158.html
格差に関する最新報告書
http://oxfam.jp/news/cat/press/post_666.html


力に対して力で対抗することは無理だろう。
経済システムが崩壊しても生きていける人との関係性が必要。

あと十数年で労働人口の49%の仕事がAIに置き換わる。
人間がいらない社会ができる。

幸せとは何かを真剣に考える時。
自然を壊さない。

 ●設楽清和氏 講演 

パーマカルチャーセンタージャパン代表

 原発
  なにも解決していないのに無かったことになっている現状
  関心が無くなっている(無くされている)

 今後のあり方→生産と再生産
  生産
   現在のシステム(グローバリゼーション)は多くの人を消費者にする事で成り立っている。
   消費者から生産者への移行が根本的な解決につながる。
 
   →彼らへの依存を無くす
   システムに依存して生きる消費者から生産者となる。
 
  生産者は楽しい
   生産は私と自然を結びつける行為。

   手を使う者は少ないもので幸せになれるが、
   金を使う者は多くを得ても幸せになれない。

   手を使う。
   →自分の中の能力に気付く→自分自身が見えてくる→自信がつく
   組み合わせる事で面白ものが出来てくる。いろんなものを融合して繋げる。
 
  再生産
   伝統的な文化、自然とともにある姿。
   一人一人は個性的。でも周りとは調和している状態
   日本人の昔の生き方が美しい。
 
  お金ではない信頼関係に基づく繋がり。
   パーマカルチャーの卒業生が1000人いる。
   新しい価値観を持つ人のネットワークがこれからは必要ではないか。
   →人々の意識は高くなってきたが、コミュニティー間の繋がりが無い。

 ●臼井憲二氏 シャロムエコツアー


  シャロムエコツアー0「軽キャン タルタル号」と「1tキャンピングカー」
シャロムエコツアー1「森の子」「おかまの神様」

  シャロムエコツアー2「自然農」

  シャロムエコツアー3「世界は安曇野から変わる」「欠けてていい」