2017年12月29日金曜日

なすまん1号完成 スキー場で寝てみた


北海道の色々なスキー場を自由に滑りに行きたい!
その思いを実現する為
2人が−20℃のスキー場で2泊出来ることをコンセプトに
軽トラキャンピングカーを作りました。

安曇野の軽トラキャンパー製作wsで作り方を教わり
7月に愛車パジェロミニを売り、軽トラをゲット。
そこから非電化工房仲間に手伝ってもらいワークショップを開催したり、
高校時代の友人に手伝ってもらったりして
11月末に「なすまん1号」完成!
なんとかスキーシーズンに間に合いました。

早速12月5日に丸沼高原、12月17日に尾瀬岩鞍スキー場へ行き、
スキー場で寝られるか、使い勝手はどうか実証実験してみました。

尾瀬岩鞍では0時にスキー場に到着。外気温は−4℃。
夏用の封筒型寝袋の中に3シーズン用のマミー型寝袋を入れて
更にその上に毛布をかけて寝てみます。
結構ぐっすり眠れました。

朝方、顔周辺に突き刺す寒さを感じて目が覚めました。
朝5時の時点で外は雪。外気は-4.1℃。室内は4.3℃
外気温との差が8℃あるので断熱効果はまぁ期待通り。
でも北海道なら外気-20℃は想定されるので、
室内は-10℃以下で耐えられないかもしれないな。

そのほか、やってみて思ったこと。

<トイレが困った>
朝方、大きい方をもよおしたときにアテにしていたスキー場のトイレの鍵が閉まっててものすごく困った。
寝る前にトイレの確認は必ずしなければならないな。
緊急事態用に携帯トイレの必要性を感じた。
小さいほうも、そのために外に出るのは寒いし面倒くさいと思った。

<暖をとるための火は無理>
断熱にはかなり拘った上、狭いスペースなので、
ちょっと暖めれば寒い場所でも過ごせると考えてました。
しかし火により発生する一酸化炭素は思った以上に厄介。

ろうそくで暖が取れる植木鉢ストーブを試しましたが、
ろうそく程度の火でも換気扇をつけないと、部屋が温まる頃は頭が痛い。
一酸化炭素警報機の値も1時間で30ppmになりました。
換気扇をつければ空気の汚れは問題なくなるけど、
今度はちっとも暖まりませんでした。

<時間を気にせずマイペースで行ける>
以前はリフト開始時間に合わせて到着できるように逆算して出発してたけど、
時間を氣にせず出発できて時間の自由度が増しました。
到着後足を伸ばして仮眠を取れる安心感は大きい。

トイレと暖房どうするか考えます。
次回はより寒い志賀高原です。

安曇野軽キャンフェス

安曇野のシャロムヒュッテで11月25日、26日と軽キャンフェスが開かれました。
最高に面白かった〜。
皆いろんな工夫をしてて、もう見ているだけでワクワクしてしまいます。

自己紹介タイムをビデオに撮ったのでどうぞ。


集まった方は経験談もユニークです。
アメリカ横断してる人とか、
ヨットで太平洋横断レースをしてたとか、
釣り用の船を自分で作ってしまうとか・・・。
安曇野の草原の真ん中でたき火をしながらそんな話が聞けるなんて、
なんて贅沢なんでしょう。

たまたま軽キャンが隣になった、軽キャンの先駆者の沖縄のアーリー(有村)さん。
朝4時に目が覚め、やはり早起きのアーリーさんとたき火にあたりながら
2時間近くも独り占め。あーなんて贅沢。

アーリーさんはフェスの中で30分程講演タイムがありました。
とても共感するところが多かったです。
こちらもビデオに撮ったのでシェアします。


製作中の「なすまん1号」についても
結露や落下防止など新たな視点が得られました。
防寒についても経験者からいろんな話が聴けてよかった。
何より面白い方々とお仲間になれたのが嬉しい。
とっても充実の2日間でした。

2017年12月9日土曜日

幸せってなんだろう

4年前に石岡から転勤する前、プライベートでお知り合いになった方と
4年ぶりに再開してランチしました。
俺より10歳以上年上の男性。
Facebookを見て「人生楽しんでるなぁ」という印象をもってました。

話を聞いてびっくり。
幸せってなんだろうとモヤモヤがとまらなくなりました。

その方は60歳の定年後、再雇用で引き続き同じ会社に勤めてます。
子供は独立し夫婦二人暮らし。
住まいは持ち家。

ところが奥様は同じ敷地内の別棟で暮らし、
会うのは奥様が作られた食事を取りに行く時だけ。
食事もそれぞれの棟で食べるのだそうです。
でも決して仲が悪いわけではなく、一緒に出かけることもあるそう。

職場は65歳以上はまた雇用条件が変わるそうで、
体力的に働くのが辛くなってきたと話していたので、
「65歳以降は何をするんですか?」と聞いてみました。
すると、「ずっと家にいられるのは奥さんが嫌だというから」
引き続き働くと仰る。
そして「奥さんのその気持ちもわかる」と。

俺も「奥さんの気持ち」も「その方の気持ち」も理解はできます。
でもなにかやりきれない。
更に「熟年離婚になるよりいい」と仰る。
歳をとって1人はそんなに不安なものでしょうか?

同年代の方でサラリーマンで仕事一辺倒だった人は
定年後、やることがないので毎日酒飲んでテレビ見てるような人も沢山いるそう。
だから仕事以外の趣味や、地元の方とのコミュニケーションを
定年の5年前くらいから作っておいた方が良いとアドバイスして頂きました。

俺自身、夫婦の難しさは身を持って経験しているし、
嫁とは終わっているのだけど、
夫婦って一体なんなのだろう。
幸せってなんだろうと考えさせられました。

その方は決してレアケースではないと思います。
自分自身の近未来を改めて考えると共に
日本は近い将来大変なことになるなと実感したランチタイムでした。